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シャガール展両陛下が鑑賞

 「ぎふ清流国体」の総合開会式出席のため、28日に岐阜県入りされた天皇、皇后両陛下は、障害福祉サービス事業所「清流園」(岐阜市)の訪問に先立ち、県美術館を訪れ、開催中の「マルク・シャガール―愛をめぐる追想」(読売新聞社など後援)を熱心に鑑賞された。

 両陛下は、音楽を通じて天皇ご一家と親交が深く2005年に72歳で死去した辻宏さんが製作したパイプオルガンを見学された。辻さんの工房には皇后陛下黒田清子さんが訪ねられたことがあり、辻さんの妻紀子(としこ)さんが案内役を務めた。

 天皇陛下は「いつできたのですか」などと質問、皇后陛下が懐かしそうに見つめられた。演奏を披露した今村初子さん皇后陛下に鍵盤をたたくよう勧めたが、「良い音を記憶に残しておきたい」と固辞された。

 沿道では延べ約3万3000人が歓迎。岐阜市鷺山の中村節子さん(71)は「元気そうなお顔を見られてよかった」と話した。

(2012年9月29日  読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gifu/news/20120928-OYT8T01616.htm
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